紫陽花色に染まる

君の幸せが私の幸せ。

親友って何ですか。

『親友だと思っていた友達に親友ができないと言われました』

先週のKちゃんNEWSでリスナーが投稿していたメール。慶ちゃんとシゲアキは笑っていたけどこういうのってよくあるんじゃないかって思う。特に女子同士だと。
こやしげは「え?俺らって親友?(笑)」なんて明るく言い合ってたけど私は笑うに笑えなかった。そういえば私にも親友って言える人はいないんじゃないか、って過去にいろいろあった身としては一気に奈落の底に落ちた気分だった、俺の横で飲んでたらいいよ(イケボ)のお陰ですぐに這い上がったけど。

小学生の頃は親友と呼べる友達はいた、私の中では。幼馴染でクラスが離れたのは1年間だけっていう2人。でも小学生の頃って親友っていう響きがよくて「私たち親友だよねー!」って言ってたんじゃないかって今だと思う。ただこれも私が親友だって思ってただけかもしれないけど。
5年生の時に転校してきた子と席が前後で仲良くなった。暫くするとその子に「りかちゃんと私は親友よね?」って言われるようになった。正直戸惑ったし笑って取り繕うしかなかった気がする。私自身当時は先に挙げた2人を親友だって思ってたし付き合いも長くてお互いのこと分かってたわけで、転校してきた彼女はほんの数ヶ月の付き合いでしかない。それなのに親友と言われましても…と思いつつも彼女との付き合いは中学卒業までなんとなく続いていって懐かれ具合も上がっていったという遠い日の思い出…

中学も幼馴染の2人とは同じ中学に進学。ただ5つの小学校が集まったマンモス校だったうちの母校はクラス数が多くて同じクラスには一度もならなかった。部活も違ったから帰宅時間も違うし。部活や生徒会活動でそれなりに友達も出来たし平凡な中学校生活を送っていたからここは取り敢えず割愛。友達が増えた分親友っていうフレーズが出てこなかった時期だったしね。

大問題の高校時代。私自身ターニングポイントになった時期であり一番の暗黒期。高2の終わりから高3の夏前までにかけてハブられてた時期があった。所謂イジメってやつ。ただクラス全体からイジメに遭ってたんじゃなくて1対1の揉め事だったはずがもう1人が形勢が有利な相手に加勢し始めて、そこから何故かクラス外に飛び火しあることないこと吹聴され。学校に行きたくなくて家は出るけどテキトーに時間を潰して学校終わる時間に合わせて帰宅するという生活を送っていた。ただ、そのイザコザの相手がクラスメイトから元々良くは思われてなかったことと吹聴された内容が間違ってることを知ってた中学時代からの友達が悉く否定してくれたこともあって夏前にはほぼいつもの生活を送れるようにはなったんだけど、もちろん仲直りなんてするわけなく。したいとも思わないしね。
私の通ってた高校は選択授業だったからクラスメイトでも授業が被らないことも割とあって。ただ、さっき書いた形勢が有利だった相手の方に付いた当時は友達だと思ってた彼女は私と授業が全く同じ。何故だかは察してもらえれば。学校に行くのも辛くなくなって暫く経った頃その彼女が手紙を渡してきた。もう時効だと思うから内容を覚えてる範囲で書くと…あの時はAさん(イザコザ相手)に付かないと私まで悪者にされるのが嫌だった、でもりかちゃんのことはずっと友達と思ってたし私は友達が少ないからりかちゃんは親友だと思ってる、Aさんのいない時はまた仲良くさせて欲しい、、、
手紙もらった当時も開いた口が塞がらんかったけど今こうやって書いてても何じゃこりゃ!?な内容だな…。私はクラスで休憩時間1人でもそこまで気にしなかったけど(1人でいても他の子が話しかけてきたりしてたし)彼女は1人でいるってのがもうだめなんだなー、と。申し訳ないけど上辺だけの友達付き合いはしてたけどもう友達だとは思いたくなかったし親友扱いなんてされたくなかった。親友って何なんだろう?って本気で思ったのがこの18歳の時。私って実は親友いないんじゃね?って笑うしかなかったかも。

そういうことがあっての今現在。
社会人になって様々な方面の友達が増えて楽しく生活はしてるけどどの範囲まで踏み込んでいたら親友って呼んでいいのかは未だに分からないまま。
理想とするのはやっぱりこやしげ。こやしげみたいな関係性って羨ましかったりはする。見ていて親友って言葉が本当に似合ってると思うし。男同士なのにイチャついて!とか思うけど全てを理解しあってて隠し事もない2人ってあんな感じになるんだろうなぁ、と。たまにやりすぎ感感じるけどさ。
私にも久々に何でも話すことができる友達がいる。まだ数年のお付き合いだしこやしげレベルになるまで程遠いけど私の中では心友だと思ってる。目指せこやしげ。